このページを印刷する

阿部健一

阿部 健一(アベ ケンイチ)

正解がない問題があると思う。
いくつかの選択肢からひとつのをする。それが正解かどうかは、選択の後の行動に左右される。
問題なのは、その選択をするとどのような義務・責任が伴うのかを理解することだ。紛争解決や経済格差、そして環境問題など現代の問題群がそうした問題でないかと思っている。

■専門分野
もともと生物学・生態学を専攻。比較的早くから、熱帯林で生態学的調査をする機会に恵まれた。その過程で、熱帯林に暮らす人々に興味をもつようになる。そして熱帯林が消失する背景は何かを考えるようになった。
今の課題は、熱帯林もそのひとつだが、大切だと皆が思っているのに、なぜそれが守られないのか、を考えること。専門は何かと言われるのが一番困る。

 
■出身校等
京都大学農学部農林生物学科卒。京都大学農学研究科熱帯農学専攻。
京都大学東南アジア研究センター助手、国立民族学博物館・地域研究企画交流センター/京都大学地域研究統合情報センター助教授をへて、現在総合地球環境学研究所・教授。

 
■主な業績等
阿部健一監修 2015年 『五感/五環 文化が生まれるとき』昭和堂
阿部健一 2014年01月 なぜ文化をよみとくのか. 総合地球環境学研究所編 地球環境学マニュアル2—はかる・みせる・読みとく. 朝倉書店,
阿部健一編 2012年『生物多様性 子どもたちにどう伝えるか』昭和堂
阿部健一・James Nickum (ed.) 2009 “Good Earths: Regional and Historical Insights into China’s Environment. Frontiers of Area Studies” 京都大学出版会

 
■「オススメの1冊」とオススメポイント
一冊だけを選ぶのは難しい。しいてあげれば井筒俊彦さんの『マホメット』(1952年/講談社学術文庫 1989年)。語学の天才でもある稀代の哲学者が30代の時に書いた小品。イスラームが誕生時の時代状況が鮮明に描かれていて、一気に読んだ。イスラーム理解の原点だと思う。
石牟礼道子さんの『苦海浄土 わが水俣病』(1969年、講談社文庫1972年)も勧めたい。日本の高度成長の時期をどう評価すべきか。得たものと失ったものについて考える材料になる。同じ作者の『食べごしらえ おままごと』(1994年、中公文庫2012年)をあわせて読むと、かつて日本人が自然を豊かに利用していたことがわかる。

担当科目:世界単位を考える

同じ科目の教員

世界単位を考える

名前 担当科目 専門分野 詳細
阿部 健一
(アベ ケンイチ)
世界単位を考える 詳細

このページの先頭へ戻る