このページを印刷する

総合教育科目

総合教育科目での学び

総合教育科目の学びは、カリキュラムマップに図示されている通り、Step1、Step2の、2つのステップと藝術学舎で構成されています。下の説明文と共にカリキュラムマップもあわせてご確認ください。藝術学舎の講座の詳細に関しては、Webサイトでご確認ください。

Step1は、人の活動をつかさどる原点として、身体・意識・感覚・自然に焦点を当て、学び、体験し、その能力を高めることを目指す科目構成になっています。「リベラルアーツベイシック」として「身体と表現」「ことばと表現」「数と世界」「自然を観る」「デッサン」の5つの科目を用意しました。「身体と表現」では、自らの身体を見つめ直し、その表現力の豊かさを学びます。「ことばと表現」「数と世界」では、人の意識活動の中で、最も重要視される「ことば」と「数学的思考」の基本の基本を知り、その活用法を学びます。「自然を観る」では、自然を深く観る意味と術を学びます。意識偏重によって、人の活動と自然とのバランスが大きく崩れている現代、自然を能動的に観ることが必要不可欠になっています。「デッサン」では、本来、最も大切な能力ですが急速に退化しつつある、「観察力」と「感覚」を、モノを見て描くことによって鍛え直します。

Step2では、人の活動の多種多様さ、人間社会の成り立ちや環境を知り、俯瞰して世界を捉え直し、自立した社会人として活動するための学びを準備しています。ここに含まれる科目では各学問分野のあらましやそれらが直面している今日的な課題を学びます。政治・経済・歴史・心理などの社会科学に属する学問、あるいは哲学・宗教といった人文学に含まれる学問、生態学のような自然科学に属する学問を用意しています。また、さまざまな地域の歴史と地理的・文化的な特徴を知ることによって、各地の風土に応じて形成されてきたそれぞれの芸術環境について学び、自然と人間とのかかわりあいを地域という単位から分析する方法を身につけ、人が暮らす場所のあり方を学ぶための科目も準備されています。

藝術学舎では、更に、様々な視点から芸術への視野を拡げるための知識や体験を得られる数多くの講座が、通年、休みなく展開されています。遠隔講座だけでなく、対面での講義や演習系の講座も開講されていますので、みなさんの学びの幅を広げるためにご活用ください。

みなさんに総合教育科目で培っていただきたいことは、自立した社会人として、自信を持って力強く生きるために必要な基礎的教養と、さまざまな知識を互いに関係づけることができる能力です。そのための軸となる思考方法を養うことができるのが総合教育科目です。新たな教養や体験は記憶を更新し、俯瞰する目を養い、考え方を豊かにしてくれます。みなさんの世界観を拡げることに総合教育科目の学びをお役立てください。

このページの先頭へ戻る