総合教育科目
総合教育科目での学び
総合教育科目の学びは、カリキュラムマップに図示されている通り、Step1、Step2の、2つのステップと藝術学舎で構成されています。下の説明文と共にカリキュラムマップもあわせてご確認ください。藝術学舎の講座の詳細に関しては、Webサイトでご確認ください。
Step1の「ことばと表現」ですが、これまであまり文章を書いた経験がない方は、まずはこの科目をご受講ください。「ことば」を扱うには、共通した約束事を守る必要があります。その約束事を知り、大学でのレポートや論文作成などに欠かせない日本語を書く基礎が学べます。この科目を手始めに文章作成のイロハを知り、今後のレポートや論文作成に活かしましょう。
Step2では、人の活動の多種多様さ、人間社会の成り立ちや環境を知り、俯瞰して世界を捉え直し、自立した社会人として活動するための学びを準備しています。ここに含まれる科目では各学問分野のあらましやそれらが直面している今日的な課題を学びます。政治・経済・歴史・心理などの社会科学に属する学問、あるいは哲学・宗教といった人文学に含まれる学問、生態学のような自然科学に属する学問を用意しています。また、さまざまな地域の歴史と地理的・文化的な特徴を知ることによって、各地の風土に応じて形成されてきたそれぞれの芸術環境について学び、自然と人間とのかかわりあいを地域という単位から分析する方法を身につけ、人が暮らす場所のあり方を学ぶための科目も準備されています。
藝術学舎では、更に、様々な視点から芸術への視野を拡げるための知識や体験を得られる数多くの講座が、通年、休みなく展開されています。遠隔講座だけでなく、対面での講義や演習系の講座も開講されていますので、みなさんの学びの幅を広げるためにご活用ください。
みなさんに総合教育科目で培っていただきたいことは、自立した社会人として、自信を持って力強く生きるために必要な基礎的教養と、さまざまな知識を互いに関係づけることができる能力です。そのための軸となる思考方法を養うことができるのが総合教育科目です。新たな教養や体験は記憶を更新し、俯瞰する目を養い、考え方を豊かにしてくれます。みなさんの世界観を拡げることに総合教育科目の学びをお役立てください。