GPA

通信教育課程では、新しい成績評価システムとして2017年度よりGPA制度を導入しました。GPA(Grade Point Average)とは、海外諸国の大学が運用している成績評価システムであり、授業科目の成績にそれぞれGP(Grade Point)を与え、単位あたりの平均を算出した数値です。以下の計算式によってGPAを求めます。なお、本学通信教育課程では、100点満点に標準化した素点から直接グレードポイントを算出する「functional GPA」を導入しています。

【GPAの算出方法】
GP=(100点満点の成績素点-54.5)÷ 10 ただし、GP<0.5はGP=0とする。
GPA=(GP×当該単位の単位数)の総和÷履修総単位数(小数点は第2位までとし、第3位を四捨五入)
<GPAの算出例>
GPA=修得ポイント÷単位数=15.95÷9=1.77(小数点第3位を四捨五入)

科目名 単位数 素点評価 GP換算 修得ポイント
論述基礎 2 64点 0.95 2×0.95=1.9
情報 2 53点 0 2×0=0
造形基礎演習1 2 92点 3.75 2×3.75=7.5
日本画I-1 1 87点 3.25 1×3.25=3.25
日本画演習I-1 2 71点 1.65 2×1.65=3.3
9 15.95

・GPはairUマイページ>「成績」の履修状況表の成績欄に表示されている成績素点で算出する。

【対象科目】
・2017年度以降に履修した科目を対象とする(2016年度以前に履修した科目は対象外)。
・通信教育部の全ての科目(GS科目除く)を対象とする。ただし、認定科目(G認定、N認定)を除く。
・S科目の欠席によるD判定はGPAの計算に含める(開講前日までのキャンセルは含めない)。
・遅刻・早退・中抜けの発生等により、単位認定の対象にならない場合は「欠席」となります。
・不合格を含めて成績が確定している科目を対象とし、「履修中」や「単位修得見込み」状態の科目は含めない。

【対象科目になるタイミング】
・単位修得試験があるものは、単位修得試験を受験した段階で計算に含める。単位修得試験のない科目は全課題の提出をもって計算に含める。
・WS科目は、レポート試験の提出をもって計算に含める。

【成績証明書、履修状況表の記載】
・GPAはairUマイページ>「成績」の履修状況表および成績証明書に表示する(不合格科目含む)。
・「年度GPA」は、当年度のみの履修科目で算出する。
・「通算GPA」は、過年度および当年度の履修科目で算出する。
・再履修の成績は上書きし、最新の評価でGPAを算出する(ただし過年度の年度GPAには影響しない)。

【functional GPAについて】
本学通信教育課程では、より厳正な評価方法として100点満点に標準化した素点から直接Grade Pointを算出する「functional GPA」を採用しています。欧米では一般的に5段階(0-4)の数値でのGrade Pointが用いられますが、5段階評価によるGPA評価の場合、日本のほとんどの大学で行われている素点による成績評価で利用すると、素点とGPAの関係に差が生じ、素点による平均点とGPAとで成績順位の逆転現象が生じる可能性があります。これらの逆転現象を防ぎ、より厳正なGPA評価と活用のため「functional GPA」を採用しています。
なお、国際的な指標でもあるGPAにおいて、留学等で用いる場合は、以下の表を参照のうえ、欧米で利用されている5段階評価のGrade Pointに置き換えて計算してください。

<5段階(0-4)評価にて算出する場合>

評価点 評価/Grade Grade Point
90-100点 秀/S 4
80-89 点 優/A 3
70-79 点 良/B 2
60-69 点 可/C 1
59点以下 不可/D 0

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